想い
Thought
「おいしかったよ」が何よりの励みです
生産者 谷口勝芳
私が養牛の道を歩み始めたのは10年前。もともとおやじが養牛をしていたので、子供のころから畜産を継ぐことを決めていました。ただし、家業を継ぐなら、新しいことを始めたいという気持ちが強く、以前から興味のあった「和牛」をゼロからスタートしました。しかし未経験の上「和牛」は手間とコストがかかるなどリスクも高く、最初の3年間は毎日が試行錯誤で苦悩と努力の日々でした。
そんな中、少しずつ結果が出始めて、2007年の品評会で農林水産大臣賞を頂いたときは飛び上がるほど嬉しかったです。でも一番この仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は兄貴からお客さんの反応を聞いた時かな。自分は牛と一緒にいる時間は長いですが(笑)あまり消費者の方と直接話すことが少ないから、兄貴からお客様の「おいしかった」を聞いたときがとにかく嬉しいです。
お客さんが喜んでくれたら、それで大満足です
店主 谷口明広
昔から料理は好きだったし、それに人が喜ぶ姿を見るのが好きでした。自分の将来や夢を考えたとき自然に「家族が育てた牛肉を食べられるお店をしたい」ということに気が付きました。だから大学卒業後は就職せずに、食肉の専門学校で一年間学び、その後お肉屋さんと焼肉店でみっちり「肉修行」を行いました。
お店では牛肉を1頭買し、各部位を余すことなく、また最高の状態で提供することを目指しています。また、僕たちスタッフにとっては人の喜ぶ顔が何よりのやりがいで「おいしいものを食べて楽しい時間を過ごしてほしい」という気持ちで毎日働いています。